奄美大島

奄美大島とは

鹿児島県に所属し、鹿児島から南へおよそ380キロメートルに位置します。
面積は712.35 km2で、全国の離島の中でも沖縄本島、佐渡島に次ぎ3番目に大きな島です。
日本で2番目に大きいマングローブの原生林や、国の特別天然記念物アマミノクロウサギなどが生息し、夕陽の美しい大浜海浜公園に嶺山公園、打田原ビーチにあやまる岬など多くの景勝地を有しています。
伝統文化として古くから伝承されたシマ唄や八月踊、中世時代の都で装飾品に使用されたヤコウガイのらでん細工や貝さじが発掘された遺跡など、歴史とロマン漂う島です。


自然

特別天然記念物(日本国指定)

アマミノクロウサギ
  • アマミノクロウサギ

天然記念物(日本国指定)

ルリカケス
  • ルリカケス(鹿児島県鳥)
  • オーストンオオアカゲラ(絶滅危惧IB類)
  • オオトラツグミ(絶滅危惧II類)
  • アカヒゲ(絶滅危惧II類)
  • オカヤドカリ(準絶滅危惧)
  • ケナガネズミ(絶滅危惧I類)

鹿児島県指定天然記念物

  • イボイモリ(鹿児島県天然記念物、絶滅危惧I類)
  • イシカワガエル(鹿児島県天然記念物、絶滅危惧I類<イシカワガエルとして指定。2016年現在、イシカワガエルの奄美大島個体群は独立種アマミイシカワガエルに分割>)

金作原原生林

奄美大島 金作原 写真
金作原原生林とは

奄美大島の山々の中でも、天然の亜熱帯広葉樹が多数残っている金作原(きんさくばる)原生林。生きた化石といわれる巨大なヒカゲヘゴなどの亜熱帯植物が茂り、国指定天然記念物のルリカケスやキノボリトカゲなど、稀少な生物も生息しています。緑の間から差し込む陽光が神秘的。(県推奨森林浴の森70選:野鳥・植物観察コース)

鹿児島県観光サイトより引用
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10199/
金作原における利用ルールについて

国・奄美市・民間事業者・県等で構成する奄美大島利用適正化連絡会議では、2019年2月27日から「金作原(きんさくばる)」において奄美大島の貴重な自然環境を保全するための利用ルールの試行を開始しました。
金作原を利用する場合は、認定エコツアーガイドの同行をお願いします。皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いします。

奄美市サイトより引用
https://www.city.amami.lg.jp/pjsenryaku/kouhou/kinsakubaru201902.html

文化

奄美黒糖焼酎

酒税法に関連した国税庁の通達により、含糖物質(砂糖、蜂蜜、メープルシロップなど)を使って「焼酎」が作れるのは熊本国税局大島税務署が所管する奄美群島に限られており、米麹とサトウキビからとれた純黒砂糖を原料に醸造し、単式蒸留した本格焼酎です。

シマ唄

稲作の収穫を祝う八月踊が晩夏に行われ、チヂン(日本では奄美大島だけに残る締め太鼓)とともに民謡が唄われます。この民謡は集落ごとに異なりシマ唄と呼ばれ、熟達した唄い手を唄者と呼びます。
楽器はチヂンの他に三味線を使用します。

奄美まつり八月踊り写真
八月踊り(奄美まつりにて)

本場奄美大島紬

本場奄美大島紬(地域団体商標 第5012251号)とは、奄美群島内の組合員により生産された、経済産業大臣指定伝統的工芸品「本場大島紬」のことです。
絹100%で、先染めで、 手織りで絣合わせをして織上げたもので、軽くて暖かく着崩れせず、着込めば着込むほど肌になじむ着心地の良さと独特の色合いが特徴です。

本場奄美大島紬 製造工程の写真
本場奄美大島紬の定義
  • 絹100%です。
  • 先染め手織りです。
  • 平織りです。
  • 締機(しめばた)で手作業により経緯(たてよこ)絣及び緯絣を加工したものです。
  • 手機(てばた)で経緯絣及び緯絣を絣合わせをして織上げたものです。

本場奄美大島紬協同組合サイトより引用
https://sites.google.com/site/honbaamamioshimatsumugi/home/tsumugi 


奄美大島地図